私の祖父は中国山地の小さな集落で教師をしていたので戦後間もない頃の山間部の暮らしを時々話してくれるが、中でもお気に入りなのが家庭訪問の話だ。中国山地は穏やかな山地なので切り立った渓谷のような壮絶な地形はないのだが、それでも麓から歩いて何時間もかかるような秘境集落もあって、
— Podzol (@alfi_le) May 16, 2024
祖父の担当していた学級には、そういったとんでもない山奥から通ってきている子がいた。
— Podzol (@alfi_le) May 16, 2024
その子の家庭訪問へ行くのは大変な苦労で、麓から延々山道を歩いて行くのだが、家に着く頃にはすっかり日も暮れて「夜の山は危ないから泊まって行きなさい」という事でその子の家に泊らせてもらったそうだ。
生徒の家に先生が泊まるなんて今だと考えられないが、当時は細かいことは気にしない、のんびりした時代だった。ちなみに家に着くとお茶の代わりに鶏の生卵が湯呑みに入って出されていたそうだ。
— Podzol (@alfi_le) May 16, 2024
翌日は朝早くに起きて生徒と先生二人並んで延々と山道を降り、いつも通り登校したそうである。
中国山地を深く深く分け入って行くと時々当時から殆ど変わらないであろう姿を残す集落に出会うことがある。ザワザワと木々が揺れ、轟々と水の流れる、そんななかに人々の暮らしが根付いている。或いは根付いていた。
— Podzol (@alfi_le) May 16, 2024
絶え間なく失われつつあるその風景に、僕は祖父の話を思い出さない訳にはいかない。 pic.twitter.com/7Tz9I0QJC9
中国山地は「どこに行っても人がいる」のが特徴ですな。山陰に住むぼくでさえ「え、こんなとこにも人が住んでるの!?」って場面が多々ありますな🤔 https://t.co/auqzOsKvSd
— 天狗堂通信⚡ (@tengudosyobo) May 16, 2024
私の実家も中国山地の
— ちぐさ (@oBSq6suFcO49917) May 17, 2024
山間にあります。
結婚の挨拶のため
主人の運転する車で
実家へと向かったのですが
どんどん人家がなくなり
街灯もまばらになったころ
一言
「この先に家はあるのか?」
結構肝の据わった人ですが
さすがに不安になったようです。
小学校5年時の担任の井上先生、
— 倉敷はやおき堂 (@Ns6GpvSGVQZ9sIB) May 17, 2024
テレビ普及前の若い頃、
岡山県北の山の中の小学校に赴任し、今度、遠足で海を観に行くと教室で生徒に伝えると
生徒の一人から
「先生、海って(村の)何々池よりどれくらい大きい?」
その比較に驚愕したと。
昔の子供たち、初めて観た驚きは凄かったやろなと。 https://t.co/AacbloiBZH
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